Abstract
本研究の目的は,高校生を対象としたモノづくりハッカソンをデザインすることである.この試みは,ハッカソンへの参加を通して,モノづくりに対する興味 ・ 関心を喚起すること,ならびに必要な知識を教授 ・ 付与する枠組みの構築を狙っている.近年,限定されたテーマの下,短期集中で開発を行う形式のイベントであるハッカソンが開催され,チームや個人による発想や開発の経験向上が図られている.プログラム開発環境の簡易化やディジタル ・ ファブリケーションの普及により,個人であってもインタラクティブなディジタルコンテンツの開発は容易になっているものの,高校の現状の授業カリキュラムでは十分な知識を持った状態でチームでの開発を経験できることは少なく,授業時間外での制作を支援する環境も整っていない.そのため,モノづくりに積極的に取り組む高校生は少数である.本稿では,こうした背景を踏まえて実施した高校生対象のモノづくりハッカソンについて報告する.
Information
Volume
2017-EC-46
Pages
1-6
Date of issue
2017/12/15
Date of presentation
2017/12/22
Location
大阪府大阪市
Keywords
共創の支援 /Citation
北村 茂生, 赤星 俊平, 松下 光範, 白水 菜々重. 高校生を対象としたモノづくりハッカソンのデザイン―モノづくりへの興味喚起と知識付与を企図した枠組みの構築を目指して―, Vol.2017-EC-46, No.2, pp.1-6, 2017.