Abstract
理学療法士が行う臨床推論には膨大なデータの関連付けや取捨選択が必要であり,これには実践経験に基づく知識が必要とされ,初学者には見落としの可能性がある.そこで本研究では初学者を対象とし,臨床推論における見落としの防止や,効率的な判断の支援を目的とする.本稿では熟達者である理学療法士1名をリードユーザとして,臨床推論を段階化したものに基づいて臨床推論支援システムの試作を行った.評価ではリードユーザに対しシステム操作後にインタビューを行い,その結果に基づきシステム改良のための考察を行った.
Information
Book title
電子情報通信学会技術研究報告
Volume
119
Pages
25-30
Date of issue
2019/06/09
Date of presentation
2019/06/16
Location
東京都新宿区(早稲田大学)
Keywords
理学療法支援 /Citation
濱田 もえ, 桃井 啓彰, 宮本 誠人, 松下 光範, 堀 寛史. 非熟達者の臨床推論の支援を目的とした段階的な情報提示システムの基礎検討, 電子情報通信学会技術研究報告, Vol.119, No.86, pp.25-30, 2019.