研究報告

理学療法士の臨床推論技術向上を目的とした知識共有基盤の構築に向けて

Abstract

理学療法士はリハビリテーションを行う際、臨床推論により患者の問題点を明らかにし、適切な理学療法を提供する。現在、臨床推論はあまり体系化されておらず、個人の経験に基づいて行われているのが現状である。急速な高齢化に伴い、理学療法士の数も急増している。これは、経験の浅い施術者と若い教育者の増加を意味し、経験に基づく臨床推論の指導と実践を困難にしている。この問題を計算機的な支援で解決するために、本稿では未経験の理学療法士が正確な臨床推論を行うための観察力と論理構成力の向上を支援することを目的とした実践知の獲得と共有のためのフレームワークを提案する。

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Book title

第27回関西大学先端科学技術シンポジウム講演集

Date of issue

2023/01/23

Date of presentation

2023/01/26

Location

オンライン

Citation

松下 光範, 山西 良典, 佐々木 恭志郎, 畠山 駿弥, 堀 寛史. 理学療法士の臨床推論技術向上を目的とした知識共有基盤の構築に向けて, 第27回関西大学先端科学技術シンポジウム講演集, 2023.