Abstract
急性期病院では疾患特性上、自律診療のためにリスク管理が必要不可欠であるが、実習時の到達目標は助言を前提としており、効果的かつ効率的な卒後教育が各病院に求められている。本研究ではICTによるリスク管理の適切な支援を目指し、初学者と経験者におけるリスク管理過程の差異を明らかにするために、1-20年目の理学療法士14名に実臨床に基づいた4段階のアンケート調査を行った。その結果、リスク管理を適切に行える地学療法士の回答では、情報収集項目と理学療法評価項目の連動性が高いことが確認された。この結果から、疾患名に応じた情報収集項目と理学療法評価項目を結びつけてアラートポイントとする価値があることが示唆された。
Information
Book title
電子情報通信学会HCGシンポジウム2022論文集
Date of issue
2022/12/12
Date of presentation
2022/12/16
Location
香川県高松市(サンポート高松)
Keywords
理学療法支援 /Citation
吉田 龍洋, 畠山 駿弥, 堀 寛史, 佐々木 恭志郎, 松下 光範. 急性期病院における理学療法士のリスク管理支援に関する一検討, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2022論文集, No.B-5-3, 2022.