Abstract
近年の情報化により,ポスターや看板,ディスプレイなどによって実世界の至るところに情報が表示されるようになった.これにより,多様な情報が一挙に取得可能となった反面,我々の視界は常に情報にさらされる状況となった.今後,実世界上での更なる情報過多を防ぐためには,ユーザや環境の状況に応じて実世界に重畳された情報の可視・不可視が制御されるべきである.本研究では,実世界上でユーザが必要に応じて情報を見たり見なかったりすることができる,アンビエントな情報アクセスの実現を目指した「視界のデザイン」の手法やコンセプトについて述べる.
Information
Book title
電子情報通信学会HCGシンポジウム2015論文集
Pages
424-428
Date of issue
2015/12/16
Date of presentation
2015/12/18
Location
富山県富山市(富山国際会議場)
ISSN
0913-5685
Citation
阪口 紗季, 松下 光範. 視界のデザイン: フィジカルアイコンを用いた情報の重畳と選択的視覚化, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2015論文集, pp.424-428, 2015.