予稿集

災害発生時における被害状況把握を目的とした情報共有システムの基礎検討

Abstract

本研究では,台風や地震などの広範囲にわたる災害発生時において,被害箇所に関する情報を迅速に集約・ 共有するためのシステムの要件について検討する.大規模災害発生時,被害状況の把握には情報の正確性が重視され ており,被害地域の自治体職員による巡回調査に基づいて情報が集約される.これらの情報収集にあたる人員は限ら れているため,全ての被害箇所の把握に時間を要する.こうした問題を低減するため,本稿では,写真と位置情報に 焦点を当てた,災害による被害状況収集のための簡易型 Web アプリケーションを提案する.多くの人が被害状況の把 握や報告に携わり,被害発生の証拠としての写真に基づいた情報共有を行うことで,迅速かつ正確に被害状況を収集 するシステムを実現する.

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Information

Book title

電子情報通信学会HCGシンポジウム2018論文集

Date of issue

2018/12/12

Date of presentation

2018/12/14

Location

三重県伊勢市(シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢)

Citation

安尾 萌, 北村 茂生, 松下 光範. 災害発生時における被害状況把握を目的とした情報共有システムの基礎検討, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2018論文集, No.B-6-2, 2018.