予稿集

抵抗膜方式の多重座標計測による布製タッチセンサの提案

Abstract

本研究では,抵抗膜方式を応用した布製タッチセンサにおける座標認識の精度向上を図る手法として,複数点からの多重座標計測を用いた手法を提案する。提案手法ではセンサの複数の点で座標計測の基準点を切り替えながら繰り返し座標計測を行う。これらの基準点から得られる各ポインタの延長線の交点をポインティング位置とすることで,座標の歪みが少なく,押下圧力に影響されにくいポインティングが可能になる。また,計測基準点での電圧値に押下圧力が影響を及ぼすことを利用し,押下圧力の計測も同時に実現できる。さらに,提案手法の精度検証実験および提案手法を用いたプロトタイプアプリケーションについて述べる。

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Book title

情報処理学会研究報告

Volume

2019-HCI-181

Pages

1-8

Date of issue

2019/01/14

Date of presentation

2019/01/22

Citation

青木 靖太, 返町 周, 松下 光範. 抵抗膜方式の多重座標計測による布製タッチセンサの提案, 情報処理学会研究報告, Vol.2019-HCI-181, No.32, pp.1-8, 2019.