予稿集

跳躍動作の周波数特性に着目したスポーツ損傷潜在リスクの推定

Abstract

本稿では,スポーツ障害の予防支援を目的として,ユーザが抱える怪我のリスク(スポーツ損傷潜在リスク)の推定を試みた.従来,スポーツ損傷潜在リスクは理学療法士などの専門家が三次元動作解析装置や床反力計といった機器を用いて推定するため,継続してリスク管理を行うコストが高い.こうした観点から,本研究ではスマートフォンのセンサを用いて簡易的にスポーツ損傷潜在リスクを評定することを試みる.提案手法では,跳躍動作の周波数特性に着目し,対象者の跳躍動作データにフーリエ変換を用いて周波数成分に分解する.分解することで得た周波数スペクトルを特異値分解を用いて次元削減を行うことで特徴量を抽出し,それをk近傍法を用いて分類する.本稿では,と提案手法によるスポーツ損傷潜在リスクの推定結果とスポーツの現場で継続的に使用してもらうために試作したスマホアプリケーションについて報告する

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Book title

人工知能学会第27回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会予稿集

Pages

25-32

Date of issue

2021/11/24

Date of presentation

2021/11/26

Location

オンライン

Citation

松下 光範, 鈴木 雄登, 尾崎 優, 堀 寛史. 跳躍動作の周波数特性に着目したスポーツ損傷潜在リスクの推定, 人工知能学会第27回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会予稿集, pp.25-32, 2021.