Abstract
近年、生成AI技術、とりわけ大規模言語モデル(LLM)は様々な分野で活用されている。LLMは情報検索や文章生成、要約などの分野で高い性能を示し、多くの実務で利用されるようになってきた。しかしLLMの活用にはハルシネーションやバイアス、倫理的な問題といったリスクも伴う。とりわけ医療・ヘルスケア分野においては、誤情報の拡散や専門家による評価の必要性が指摘されており、慎重な運用が求められる。本稿では、LLMの基本的な仕組みやプロンプトエンジニアリングなどの応用技術について具体例を交えて概説する。またLLMを用いた用語解説、症状の予後予測といった理学療法分野でのLLMの活用可能性について簡単に検討するとともに、適用に際しての課題や注意点を整理する。これにより、理学療法の専門家がLLMを適切に活用するための基礎知識を提供し、今後の技術発展に向けた議論の礎とすることを目指す。
Information
Book title
理学療法管理学
Volume
3
Pages
35-41
Date of issue
2025/03/31
ISSN
2758-7150
Citation
寺本 優香, 松下 光範. 生成AIを理学療法分野で活用するための基礎知識, 理学療法管理学, Vol.3, pp.35-41, 2025.
Source URL