Abstract
本研究の目的は,実物体に情報を埋め込んで秘匿化し,状況に応じて取り出すための新しい手法の提案である.提案手法では,オブジェクトをライトにかざすことで内包された情報が影として視覚化される.さらにオブジェクトを回転させることで複数の情報を選択的に取得することができる.これは偏光板と 1/2 波長板の性質を利用し,光の透過/遮蔽の制御を行うことで実現させる.これにより,物理的な実物体に対して予め埋め込まれた情報を特定の行為によって視覚化するという,従来から用いられてきた方法を,その制約の利点を生かしつつ緩和することを目指す.
Information
Book title
インタラクション2014論文集
Pages
397-400
Date of issue
2014/02/20
Date of presentation
2024/02/28
Location
東京都江東区(日本科学未来館)
Citation
東納 ひかり, 阪口 紗季, 松下 光範. 赤外光源と偏光板を利用した不可視影の生成に関する基礎検討, インタラクション2014論文集, pp.397-400, 2014.