研究報告

部分支援による情報収集が臨床推論力と問題点抽出力に及ぼす効果

Abstract

臨床推論は,自立した理学療法士として必要とされるスキルである.適切な臨床推論とは,必要な情報収集・理学療法評価を行い,それらを統合して解釈し,問題点を抽出するプロセスを指す.しかし,初学者は情報や評価結果から問題点を抽出する「統合と解釈」の思考過程が苦手と答える傾向がある.その原因として,情報収集・理学療法評価の段階での見落としがあるのではないかと考えた.そのため,本研究ではこうした見落としを防ぐため,部分的支援を行うことによって,適切な臨床推論が行えるか検証した.

Information

Book title

第13回日本理学療法教育学会学術大会

Date of issue

2024/12/07

Date of presentation

2024/12/14

Location

福岡県北九州市(北九州国際会議場)

Citation

高橋 可奈恵, 畠山 駿弥, 吉田 龍洋, 堀 寛史, 松下 光範. 部分支援による情報収集が臨床推論力と問題点抽出力に及ぼす効果, 第13回日本理学療法教育学会学術大会, No.P2-1-4, 2024.