Abstract
本研究の目的は,新たなモノのアイデアの具現化に伴う副次的な問題を考慮したアイデア発想支援の実現である.アイデア発想では「便利にすること」に過度な着目がなされることにより,「便利の副作用」が副次的に発生する懸念が存在する.本研究では,アイデア発想の段階からそうした副作用にアプローチするための発想支援手法について検討する.提案手法では,発想プロセスを段階的に分割し,システムとの対話を通じて,アイデアの目的や解消したい不便を明確化し,実現に伴う副次的な影響の検討を行う.これにより,潜在的なリスクを考慮した大局的な発想を支援する.
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Information
Book title
情報処理学会研究報告
Volume
2025-HCI-211
Pages
1-8
Date of issue
2025/01/07
Date of presentation
2025/01/14
Location
沖縄県那覇市(沖縄産業支援センター)
ISSN
2188-8760
Citation
畑 玲音, 松下 光範. WISE-UP: LLMを利用した便利の副作用の顕在化のためのアイデア発想支援, 情報処理学会研究報告, Vol.2025-HCI-211, No.2, pp.1-8, 2025.
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