Abstract
理学療法を効果的に行うには臨床推論が必要であるが,その過程は体系化されておらず初学者理学療法士には難しい.免許取得後5 年以内の理学療法士が模擬症例を対象に行ったアセスメント文を収集し,それらから「問題点」「対象部位」「要因説明」「根拠」の4 項目を抽出してそれらの構造化を試みた.それらと熟達者2 名によるパフォーマンス評価結果とを比較した結果,各項目が詳細に構造化できていたアセスメント文では,臨床における問題点や治療の選択が適切に行われていることが確認された.
Information
Book title
電子情報通信学会HCGシンポジウム2024論文集
Date of issue
2024/12/04
Date of presentation
2024/12/12
Location
石川県金沢市(金沢歌劇座)
Citation
高橋 可奈恵, 畠山 駿弥, 吉田 龍洋, 堀 寛史, 松下 光範. 初学者理学療法士の臨床推論教育を目指したアセスメント文の構造化に関する検討, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2024論文集, No.C-6-2, 2024.