Abstract
スポーツにおいて,試合後の振り返りは選手のパフォーマンス向上において重要である.現状では,プレー動画を閲覧しながらの言語化やノートへの記入による反省が行われているが,明確な問題点の指摘や複雑な状況の整理は容易ではなく,選手の負担となっている.特に,チームスポーツでは展開に応じた位置取りや選手同士の連携などの考慮すべき項目が多いため,系統だった反省は容易ではない.そこで本研究では ,振り返りプロセスを整理することで反省のタイプ分類を行い,それに基づいて選手が自らの反省点を言語化する際の支援を行うシステムの要件を整理する.思考が不明瞭な状態での反省点の言語化や選手の配置などの状況をまとめることは容易ではない.そこで本研究では ,振り返りの意思決定プロセスや構造をモデル化し,反省の分類を行う.反省タイプに基づいたインタフェースをデザインすることによって,ユーザの反省点の言語化を支援するシステムを提案する.
Artifacts
Information
Book title
情報処理学会研究報告
Volume
2024-EC-74
Pages
1-7
Date of issue
2024/11/09
Date of presentation
2024/11/16
Location
サンポートホール高松 51会議室
ISSN
2188-8914
Citation
野田 樹希, 畑 玲音, 松下 光範. 反省のタイプ分類に基づく試合の振り返り支援システムのデザイン, 情報処理学会研究報告, Vol.2024-EC-74, No.7, pp.1-7, 2024.
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