Abstract
理学療法を効果的に行うには臨床推論を通し,対峙すべき問題を明確にする理学療法診断が不可欠である.しかし,その方法は体系化されておらず個人の経験に基づいて実施されている.理学療法士の急増は新卒者の急増と教育者側の若年化を招き,経験に基づく臨床推論の指導と実践を困難にしている.この問題を計算機による支援で解消するために,臨床推論を情報収集,理学療法評価,統合と解釈,問題点抽出,治療立案,の5ステップに分けて検証した.その結果,(1) 必要な情報収集・理学療法評価の選択,(2) 適切な問題点の抽出,(3) 適切な治療立案の3点に対して支援を必要としていることが確認された.
Information
Book title
電子情報通信学会HCGシンポジウム2022論文集
Date of issue
2022/12/12
Date of presentation
2022/12/16
Location
香川県高松市(サンポート高松)
Keywords
理学療法支援 /Citation
畠山 駿弥, 吉田 龍洋, 堀 寛史, 佐々木 恭志郎, 松下 光範. 初学者理学療法士の効果的な教育に向けた臨床推論過程の段階的検証, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2022論文集, No.B-5-4, 2022.