Abstract
本稿では,コミック作品の名場面集の自動編集についての展望を述べる.
コミックは,画像と言語の組み合わせによって構成されている.
コミックから名場面を抽出するためには,人間の感性と画像と言語の組み合わせの関係性を究明・応用する高度なメディア処理技術が必要となる.
先行研究では,コミックから名場面を抽出するうえでのソーシャルリーダの有効性を示した.
本稿では,ソーシャルリーダを基に抽出された名場面と1コマ中の文字数やコマのサイズといったコミックのメタデータとの関係性の考察と名場面の自動抽出への応用について議論する.
コミックにおける名場面の自動編集技術の確立は,製作者にとってはプロモーション手段の1つとして,購読者にとっては閲覧するコミックを選択する際の参考資料としてそれぞれ有用性が期待される.
Information
Book title
電子情報通信学会HCGシンポジウム2014論文集
Pages
409-413
Date of issue
2014/12/17
Date of presentation
2014/12/18
Location
山口県下関市(海峡メッセ下関 )
ISSN
0913-5685
Citation
山西 良典, 井上 林太郎, 松下 光範. コミックにおける名場面の自動編集に向けて, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2014論文集, pp.409-413, 2014.
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