Abstract
ディジタルファブリケーションとは,ディジタルデータをもとにディジタル工作機器を用いてモノ
を制作する技術である.近年,この技術を利用できる施設は企業や大学に留まらず,コストの低下に よって一般家庭でも利用できるようになっている.一方で,ディジタルファブリケーションには新規 参入が難しいという問題がある.これは,「難しそう」などの先入観と,「データ作成」や「作品の構 想づくり」など実際の制作における問題が要因として挙げられる.これらの要因が制作意欲に影響す るため,新規参入が難しいとが考えられる.そのため,初学者が制作意欲を失わずにディジタルファ ブリケーションを用いたモノづくりを行うことが可能な体験を設計する必要がある.
そこで,本研究ではディジタルファブリケーションに利用されるディジタル工作機器の一つである 3D プリンタを対象に,基礎技能習得と制作意欲維持を目的として一通りの創作活動を行う体験の設 計を行う.
Artifacts
Information
Book title
2021年度関西大学大学院総合情報学研究科修士論文
Date of issue
2022/02/14
Date of presentation
2022/02/17
Citation
小林 光. ものづくりにおける基礎技能習得と制作意欲維持を目的としたディジタルファブリケーション体験の設計, 2021年度関西大学大学院総合情報学研究科修士論文, 2022.