Abstract
本研究の目的は，看板から店舗の詳細情報を取得するシステムの実現である．ユーザが海外などの周囲の文字が読めない状況にいた場合，言語障壁により目の前の店舗の情報を取得することは困難となる．先行研究ではこの問題に対し，携帯端末のカメラで撮影した看板画像から物体検出及び画像分類によって店舗を判別し，ARを用いてその画像に店舗の詳細情報を重畳表示することで解決を試みた．しかし，先行研究のシステムは適用できる店舗数が少なく，対象店舗数を拡大する場合，分類する店舗数の増加に伴って画像分類の精度が低下する懸念がある．そのため本稿では，対象店舗の所在地をもとに予め複数の画像分類モデルを構築し，ユーザの位置情報に基づいて使用するモデルを選定して識別を行うことで，分類精度を向上させる手法を報告する．
Artifacts
Information
Book title
人工知能学会第28回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会予稿集
Pages
29-34
Date of issue
2022/03/04
Date of presentation
2022/03/08
Location
オンライン
Keywords
オンサイト検索 /Citation
中道 翔大, 松下 光範. 位置情報に基づいた画像分類モデルの選定による看板画像の分類精度向上, 人工知能学会第28回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会予稿集, pp.29-34, 2022.