Abstract
本研究ではウェアラブルセンサから取得できる加速度,角速度の時系列信号を用いた歩行データからの転倒動作検出を目的とする.本稿では大学生1名を実験対象者として動作データを収集し,機械学習のk-Shape法を用いて動作の識別精度を検証した.扱う動作は歩行,転倒,静止とした.また転倒動作の誤検知防止のため,転倒に似た非転倒動作も対象とした.このとき,転倒時の動作方向の識別も併せて行った.その結果,転倒/非転倒動作の識別には加速度,転倒動作方向の識別には角速度の信号を用いたときに平均0.9を超える精度で識別できた.
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Book title
人工知能学会第28回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会予稿集
Pages
1-8
Date of issue
2022/03/04
Date of presentation
2022/03/08
Location
オンライン
Keywords
理学療法支援 /Citation
大井 健矢, 松下 光範, 堀 寛史, 高岡 良行. ウェアラブルセンサによる歩行データからの転倒動作検出の試み, 人工知能学会第28回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会予稿集, pp.1-8, 2022.