予稿集

行動の時空間的文脈に基づいた軽度な逸脱を促すための選択的情報提示

Abstract

本研究の目的は,人が日常的に関わる場を対象として,その場における魅力を見出し,理解を深めるきっかけを与えることである.そのためには自ら街の様々な場所を訪れ,新たな視点を発見したり気づきを得たりすることが望ましいが,このような場での行動はルーチン化され,同じ経路を通ったり同じ店ばかりを利用したりする傾向がある.また,寄り道や遠回りといったルーチンからの逸脱に抵抗を感じる場合も多い.この問題を解決する方法として,本稿では人が辿った道のりや活動を時間的・空間的文脈から捉え,その文脈に基づき,受け入れやすい軽度な逸脱を促すための情報を選択的に提示する手法について検討する.

Artifacts

Information

Book title

電子情報通信学会HCGシンポジウム2015論文集

Pages

385-390

Date of issue

2015/12/16

Date of presentation

2015/12/17

Location

富山県富山市(富山国際会議場)

Citation

安尾 萌, 白水 菜々重, 松下 光範. 行動の時空間的文脈に基づいた軽度な逸脱を促すための選択的情報提示, 電子情報通信学会HCGシンポジウム2015論文集, pp.385-390, 2015.