Abstract
本研究の目的は,論文の内容把握を支援するシステムの実現である.論文閲読者が論文の内容を的確に汲み取るためには,論文の意味的構造を理解し,その主張点を把握することが重要である.しかし,論文の記述方法は著者によって異なり,その構造を把握することは困難である.そこで,論文のアブストラクトを用いて本文の意味的構造を推定する手法を提案する.提案手法では,アブストラクトが定型的な要素列として表現されることに着目し,類似度に基づいてその各要素と対応づいた本文箇所を特定する.これにより,論文の意味的構造を推定し主張点の把握を容易にする.
Information
Book title
第13回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム
Date of issue
2021/02/17
Date of presentation
2021/03/01
Location
オンライン
Citation
玄道 俊, 松下 光範. アブストラクトの定型性に着目した論文の構造推定に関する検討 , 第13回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム, No.B14-5, 2021.