Abstract
映像作品において,効果音は場面ごとの印象に大きな影響を与えるため,映像制作者は各々の場面に適切な効果音を大量のデータベース内から慎重に検索・付与しなければならない.そのため,効果音の確認に多大な聴取時間を要することが問題となる.本研究では,効果音を「文脈」「音響」「オノマトペの表象」という3つの観点から探索し,それらの類似性を可視化するシステムを実現することで,この問題の解決を目指す.本稿では,提案したシステムの提供するインタラクションについて述べると共に,そのシステムを使用したユーザの探索過程の観察によって得られた知見について述べる.
Information
Book title
第8回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム
Date of issue
2016/02/22
Date of presentation
2016/03/01
Location
福岡県福岡市(ヒルトン福岡シーホーク)
Citation
岡本 香帆里, 山西 良典, 松下 光範. 複数観点に基づく探索的効果音検索システム : SERVAの開発とユーザ観察, 第8回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム, No.E3-6, 2016.