Abstract
本研究の目的は,衣服型のウェアラブルインタフェースにおいて機能や入力操作の柔軟な構成変更を可能にすることである.そのアプローチとして,布でできた衣服型のインタフェースと,そこに着脱可能な布製スイッチを実装した.布製スイッチにはアルミ箔や導電性の布が用いられており,そこにユーザの指が触れた際の静電容量の変化を計測することによって,入力操作の検出が可能になっている.この仕組みを利用し,タッチジェスチャやホイールジェスチャが認識可能な布製スイッチを実装した.これらの布製スイッチは衣服型のインタフェースに設けられた貼付位置に貼り付けることができ,その構成の仕方によって衣服型のインタフェースが持つ機能や入力操作方法を柔軟に変更することができる.本稿では,提案インタフェースの実装とそれを用いたインタラクションデザインについて述べる.
Information
Book title
情報処理学会研究報告
Volume
2016-EC-39
Pages
1-7
Date of issue
2016/03/09
Date of presentation
2016/03/16
Location
京都府京都市(京都大学)
ISSN
2188-8914
Citation
岩崎 聖夜, 阪口 紗季, 松下 光範. 構成変更が可能な柔らかいタッチインタフェースにおけるインタラクション方式の拡張, 情報処理学会研究報告, Vol.2016-EC-39, No.4, pp.1-7, 2016.